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Hammer's Corporation

 Urayasu Machine Head のハマーを中心に 高坂、ホイポー が Urayasu Machine Head とは別の音楽をやろうと結成されたのが Hammer's Corporation。アコースティックギター3本を基本編成にして3人の好きなオールディーズナンバーを演奏しようというもので、当初からレパートリーは沢山あった。
 ハマーが1997年6月25日からアメリカ放浪の旅に出るので、その前に急遽記念ライブをやることになり、大あわてでライブの準備をする。曲をしぼり込み、アレンジを考え、10日ほどの間に集中的に仕上げた。
 当日は市川の ハマー の部屋の荷物を 杉原 の部屋へ運んでからのライブでハードな一日となった。ライブ後はそのままライブハウスで打ち上げ、ジャムセッションを楽しんだ。PM9:30から非公開で行われたセッションでは次の曲が演奏された記録が残っている。「EK's Country Song(何とDark Side Moonの!途中からブルーズ調になったが)」「In My Life」「Ticket To Ride」「Hotel California」「Let It Be」「Smoke On The Water」「To Be With You」「97622 Blues」。

 ステージ向かって右が ハマー、高坂、ホイポー。ハマー は12弦ギターとブルースハープ。高坂 と ホイポー は6弦のエレアコ。お楽しみバンドなので気負いもなく、馴れないアコーステッィク&ハーモニー主体のバンドを楽しんだ。ハマー が主役で、オールディーズの色々な曲を、そしてボーカルも ハマー が大半を務めるつもりで始めたバンドだったが、結果的に Beatles と Rolling Stones の曲がほとんどになってしまい、Beatles は ホイポー、Stones は ハマー のボーカルと特色が分かれた。
 高坂 は当日初めて会う女友達や RATIUG の 吉田 を招いていた。

1. Introduction(コラージュ)
 「Help!」のスタジオ・リハーサル等のサウンドコラージュ。

2. Hammer's Country(即興)
 どれもベタな有名曲ばかりなので、イントロに何か少し演奏してから、ということで急遽挿入された。まず 高坂 が簡単なソロを披露してからカントリー調の小曲となる。高坂 のソロの部分だけ音が違うのは、ギターをクリアにするイコライジングを大幅にかけているため(エフェクトも少し)。かえって不自然になってしまった。

3. Love Me Do(オリジナル:Beatles)
 唐突に始まるのは Beatles のデビュー曲。ハマー がブルースハープ、高坂 がベースのようなフレーズを弾いている。メインボーカルは ホイポー。曲後、ハマー の携帯電話が鳴ってしまい笑いを誘う。

4. Help!(オリジナル:Beatles)
 ボーカルは Beatles の曲では珍しく ハマー。演奏はリズムがやや荒れ気味。

5. Slipping Away(オリジナル:Rolling Stones)
 Stones の曲に代わり、メインボーカルも ハマー。ホイポー と ハマー がリズム・ギター、高坂 がリード・ギターを弾いている。リハでは良い感じだったが、モニターのバランスが悪いせいで 高坂 はよく聴こえないまま演奏している。

6. Time Is On My Side(オリジナル:Rolling Stones)
 高坂 のリードギターが炸裂する。3声のハーモニーもまあまあの出来。メインは ハマー。

7. Eight Day's A Week(オリジナル:Beatles)
 高坂 がベースのようなフレーズを弾き、ホイポー のメインボーカルにハーモニーもつけている。

8. Mother's Little Helper(オリジナル:Rolling Stones)
 イキナリ始まるこの曲は ハマー がメイン。少し練習不足を露呈してしまうが、高坂 は好きだった。

9. We Can Work It Out(オリジナル:Beatles)
 ハマー はタンバリンを叩き、高坂 と ホイポー の2本のギターのみ。ハーモニーをつけている 高坂 が間違えて違うパートを歌ってしまい、メインの ホイポー が困惑してしまう。当の 高坂 は間違いに気づかず、自信満々に歌う。

10. Hotel California(オリジナル:Eagles)
 一番の大作は、ハマー がメイン、ハーモニーも多いし、高坂 のリードギターは忙しいし、なかなかの難曲。イントロの ハマー のギターは12弦ギターならではの雰囲気を出している。エンディングの印象的なギターソロは ホイポー が中心となって、比較的オリジナル通りに弾いている。

11. Stand By Me(オリジナル:Be E. King)
 ライブの最後の曲。ハマー がメイン。途中から ハマー のパートナー KIE がドラムで参加する。ぶっつけ本番。ハーフスピードになるのも即興。

12. Ticket To Ride(オリジナル:Beatles)
 ここからは数日前のスタジオ・リハーサルから。場所は Studeio Gique。印象的なメインリフを弾くハマーがいまいち理解しておらず、あえなくボツに。

13. We Can Work It Out
 本番のライブでは 高坂 がミスったが、汚名返上とばかりスタジオ・リハーサルも収録された。キーボードはその日のうちにスタジオでのノリのままに 高坂 がオーバーダビング。

14. In My Life(オリジナル:Beatles)
 ホイポー が自分のボーカルを気に入らずボツに。高坂 もハーモニーが出来ず、ソロに気をとられていて完成度が低かった。

15. Stand By Me
 当然ながら、ドラムが入らないバージョン。

16. Let It Be(オリジナル:Beatles)
 ピアノ曲だが、アコースティックギターとキーボードでやってみた。


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