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1993.9.26. Live at Crescendo

 1993年9月に行われたRATIUG久々のライブ音源(2018年になって発掘されたもの)。9ヶ月以上ぶりのライブで、メンバーは前回と同じ全員男のラインナップ。スタジオ・リハーサルを繰り返し、なかなか充実していた時期だ。比較的観客も多く、いくつかのトラブルはあったものの、概ね順調のライブとなった。
 バンドは、慣れないヴォーカル担当の吉田と工藤が中心になっていた時期で、選曲やライブの企画もこの2人が中心で行っていた。

1. Creatures Of The Night(オリジナル:KISS)
Vo 吉田 LG 高坂 G2 吉田 B 工藤 Dr 小松

 オープニングは『KISS Alive III』の影響で、この曲。吉田のヴォーカルが苦戦しているが、演奏はまずまずの出来。

2. Tooth And Nail(オリジナル:Dokken)
Vo 工藤 LG 高坂 LG 吉田 B 工藤 Dr 小松

 前回ライブに続いてのこの曲は、アメリカのバンドの曲だが、目指していたのはドイツ風スピード・メタルだった。ギターソロをツインリードにしたのもそのせいだ。

3. Detroit Rock City(オリジナル:KISS)
Vo 吉田 LG 高坂 G2 吉田 B 工藤 Dr 小松

 後期RATIUGの定番曲。ほとんどオリジナル通りで、RATIUGのスタイルにバッチリはまる曲だ。

4. Nobody's Fault(オリジナル:Aerosmith)
Vo 工藤 LG 高坂 LG 吉田 B 工藤 Dr 小松

 1990年以来の演奏となった。工藤と小松のバージョンはは初めてだ。オリジナルのAerosmithとカヴァーしたTestamentのバージョンの中間のアレンジ。

5. Burn(オリジナル:Deep Purple)
Vo 吉田,工藤 LG 高坂 LG 吉田 B 工藤 Dr 小松

 ヴォーカルは吉田と工藤が分け合い、ギターソロも高坂と吉田が分け合う見せ場の多いアレンジだ。

6. Anarchy In The U.K.(オリジナル:Sex Pistols)
Vo 吉田 LG 高坂 LG 吉田 B 工藤 Dr 小松

 アレンジはMegadethのものに近く、吉田のヴォーカルはモロに影響を受けている感じ。勢いがあってこの日最高の出来。残念ながら前半の途中に無音部分があるが、これは録音テープがいっぱいになってリバースしている間。完全な形で残っていないのが残念。


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