文字通りのデモ集。録音時期も録音方法もバラバラ。散逸してしまったものも多いが、現存するデモを集めたもの。ジャケットなしでは寂しいので、庭の雑草の中に埋もれる愛器・レスポールの写真をジャケット代わりにした。
1. 16 Winter(高坂作)
1986.2.作曲 2016.12.録音
高校1年の終わりにピアノで作曲したもの。長い間、発展させられずに未完のままだったものを2016年にMIDIで打ち込んで残した。コードのイントロがついた以外は昔のままで、つまり未完のまま。タイトルも未完で「16歳の冬に作った」という意味にすぎない。
2. Come Together(オリジナル:Beatles)
1988.
浪人時代に実家で録音したもの。デモ音源というと語弊があるが、他に行き場がないのでここに収録した。『Early Woks』の音源と同じようなノリで、MTRでドラムマシーンを基礎に作った。
3. さらば相棒(オリジナル:A.R.B.)
1989.7.(田島荘)
千早町にあったボロアパート・田島荘でのもので、実家以外では最古の録音。夜間、部屋の押し入れを改造した機材スペースで、実音を殺してライン録音した。これまでの録音でのギターはリズム・ギターがメインだったが、この時は意識してソロを弾くために録音した。だが弾いてみると満足いく出来にならず、音を誤摩化すために買ったばかりのデジタルディレイを深めにかけている。
4. I Will(オリジナル:Beatles)
1989.8(田島荘)
ギターでは上手く弾けないこともあり、ある晩突然思い立ってキーボードのみで録音したもの。
5. Colors(オリジナル:Saigon Kick)
1995.秋(パストラルハウス) Dark Side Moon が活動休止になった後の空白期間の音源。キレイなヴォーカルハーモニーに憧れて録音してみた。アレンジは Saigon Kick のライブでの演奏からソロを引いたもの。
6. Wolfy Girl(高坂作)
1996.(パストラルハウス) メンバー探しをしていた期間中に出会ったヴォーカルの女の子がモデル。小柄だが美人で、黒いTシャツとジーンズのラフな格好。Tシャツの前面に大きくオオカミの顔が正面からプリントされていて格好良かった。スケールの大きな曲を作りたいと思い、キーボードで作曲した。ヒントとして、Coverdale Page と Extreme の曲を少しだけ意識した。ちなみに、彼女の歌声は『Sessions』内に残っている。
7. Old Spring Sunlight(高坂作)
1996.(パストラルハウス)
レスポールの生音をそのままマイク録音したもの。1990年の春先を懐かしんで作った曲。明るい日差しの中を西武池袋線に乗って中村橋あたりを西に向かっているイメージ。途中からギターがもう1本重ねられている。
8. Rainy Night Clash(高坂作)
1996.(パストラルハウス)
最初のパートは「Wolfy Girl」のギター・バージョンといった感じ。後半はイメージ優先に即興で弾いている。1993年7月に起こした雨の日の交通事故をイメージして作った。
9. Long Ago(高坂作)
1996.(パストラルハウス) 長くタイトルがつけられなかった曲で、録音時期は前の2曲と同時期。珍しくボーカル入り。ただし歌詞はなし。
10. プロミス(不明)
1999.(不明)
一度だけベーシストとしてセッションをしたバンド(女Vo、男G、男KB、女Dr)の女性陣が作ったデモ。高坂はまったく参加していない。ハーモニーが美しかったが、メインの女性2人と男性陣との相性が良くなった印象。
11. Dream(不明)
1999.(不明)
一度だけセッションした10.のバンドの男性陣が作成したデモ。高坂 がハードロック調のギターを弾いたら受け入れられただろうか?
12. イマナライエル(不明)
13. 一人じゃない(不明)
1999.(不明)
バンド結成のためにデモ音源を交換したりしていたが、作り込みようにビックリしてしまった。その後発展せずに一度も音を合わせることがなかった。
14. Dancing Queen(オリジナル:ABBA)
2004.12.(めいわ) 家族が全員妻の実家に帰ってしまい、一人残された2004年のクリスマス前後の録音されたもの。初めて GrageBand で録音した音源でもある。ボーカルメインで作りたかったので当初はギターだけだったが、リズムが安定しないので、MIDIでタンバリンのみ入れた。タンバリンは1小節のループなので単調すぎるパターンが目立ってしまっている。イメージビデオも作られた。
|