代表候補選手
守備 |
選手名 |
高 校 |
甲子園 |
夏 |
春 |
投手 |
里 中 |
明 訓 |
○ |
○ |
中 西 |
青 田 |
○ |
|
太 平 |
花 巻 |
○ |
○ |
荒 木 |
光 |
○ |
|
真 田 |
巨人学園 |
○ |
|
中 |
江川学院 |
○ |
|
藤 村 二 |
南 波 |
○ |
|
不知火 |
白 新 |
|
|
小 林 |
東郷学園 |
|
|
賀 間 |
甲府学院 |
|
|
坂 田 |
通天閣 |
|
○ |
犬 神 |
土佐丸 |
|
○ |
捕手 |
山 田 |
明 訓 |
○ |
○ |
大 池 |
青 田 |
○ |
|
藤 村 三 |
南 波 |
○ |
|
谷 津 |
横浜学院 |
|
|
内野手 |
殿 馬 |
明 訓 |
○ |
○ |
岩 鬼 |
明 訓 |
○ |
○ |
近 藤 |
紫義塾 |
○ |
|
才 蔵 |
青 田 |
○ |
|
若 菜 |
光 |
○ |
|
星 王 |
りんご園農 |
○ |
|
外野手 |
微 笑 |
明 訓 |
○ |
○ |
鹿 馬 |
紫義塾 |
○ |
|
? |
群馬二 |
○ |
|
犬 飼 |
土佐丸 |
|
○ |
仁 |
下 尾 |
|
○ |
フォアマン |
クリーン |
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|
日本代表
3年夏の甲子園大会後、U18ワールドカップへ出場するという前提で日本代表を結成するとしてみよう。『ドカベン』『大甲子園』の時代はAAA選手権という大会名だったものだ。
以前は高校選抜として、夏の甲子園で活躍した選手を対象に選出していたが、現在は夏の甲子園、春のセンバツに出場した選手を中心に、場合によっては地方大会敗退校からも選ばれる可能性がある。昔の方式の夏の甲子園のみとするとずいぶん制限されるが、ここでは夢を広げるためにも全選手を対象にしたい。
投手
まず投手から。投手は人材豊富なのでかなりの人数を選んだ。ざっと左表の通りだが、12人は多すぎるので、何人か落とさなければならない。外野がやや手薄なので、真田を投手としてではなく、俊足の外野手として使いたい。
投手を8人とすると、あと3人が落選となる。下級生の荒木と実績の面で一番下の小林が落選、前年に大会No.1の評価を得た賀間も落選とする。
紫義塾の壬生は相当の実力者だろうが、何しろ甲子園でも1人にしか投げていないし資料が少なすぎるので落選。
捕手
捕手は3人いれば充分だろう。1名落選ということで、守備だけでなく打撃も含め、実力的にはやや劣りそうな大池を外す。
内野手
内野は6名か。すると、この6名で決まりだろう。近藤は本来捕手だが、精神的に強いので是非メンバーに入れたい。ファーストとして選出した。
外野手
外野手は3人で良いだろう。他の守備位置の選手も守れる場合が多い。真田が入るので4人脱落となると、守備のいまいちな鹿馬と仁、フォアマン、それに群馬二の選手だろう。群馬二は強打で活躍したので入れたかったが、このメンバーでは仕方がない。
監督・コーチ
肝心の監督だが、昔は優勝監督がなっていたが、最近は違うようだ。昔の方式でも明訓の太平監督はガラではないので辞退するだろう。
ここは、渡り鳥・室戸学習塾の徳川監督にお願いしたい。コーチは青田の大下監督と光の三郎丸監督に頼む最強の布陣だ。
打順 |
選手名 |
高 校 |
1 |
三 |
岩 鬼 |
明 訓 |
2 |
二 |
殿 馬 |
明 訓 |
3 |
右 |
犬 飼 |
土佐丸 |
4 |
捕 |
山 田 |
明 訓 |
5 |
指 |
星 王 |
りんご園農 |
6 |
左 |
藤 村 三 |
南 波 |
7 |
一 |
坂 田 |
通天閣 |
8 |
中 |
微 笑 |
明 訓 |
9 |
遊 |
若 菜 |
光 |
野手
控え |
谷 津 |
横浜学院 |
近 藤 |
紫義塾 |
才 蔵 |
青 田 |
先発と打順
メンバーも決まったので、先発と打順を決める。
まず内野手だが、セカンド・殿馬とサード・岩鬼は決定的。星王は打撃に専念するため指名打者へ。ショートは若菜しかいないので決定。ファーストは一応、近藤だが、打撃の良い投手を守らせても良い。才蔵は控え。
外野手はレフト・微笑、それ以外は守備はいまいちのライトばかり。一番打撃の良い犬飼をライトにし、他の守備位置からセンターに持ってくるか。しかし外野の要・センターを本職でない選手には任せられないので、微笑をセンターにし、レフトに打撃の良い藤村球三か俊足・真田を持ってきたい。
打順は、やはり1番打者は核弾頭・岩鬼がピッタリだ。2番のクセモノ・殿馬との明訓コンビはやはり外せまい。4番の山田も決定的だ。打撃の良い星王か犬飼を5番に置いてみたい。
6番は中距離砲として、好機にも強い藤村を、7番は一発屋の坂田を、打撃でやや劣る微笑と若菜は8,9番へ。
打順 |
選手名 |
高 校 |
1 |
一 |
中 |
江川学院 |
2 |
二 |
殿 馬 |
明 訓 |
3 |
左 |
藤 村 三 |
南 波 |
4 |
捕 |
山 田 |
明 訓 |
5 |
指 |
犬 飼 |
土佐丸 |
6 |
右 |
真 田 |
巨人学園 |
7 |
中 |
微 笑 |
明 訓 |
8 |
遊 |
若 菜 |
光 |
9 |
三 |
才 蔵 |
青 田 |
野手
控え |
谷 津 |
横浜学院 |
近 藤 |
紫義塾 |
岩 鬼 |
明 訓 |
星 王 |
りんご園農 |
走れて打撃も良い選手を3番に置きたいところだが、真田は代走のとっておきで、他に特にいないので、仕方なく重量級の犬飼を置く。クリーンアップは全員鈍足の長距離砲、意外と軟投派に弱いかもしれない。藤村を3番に上げる手もあるだろう。それにしても走れる選手が少ないので、スモールベースボールには向かない布陣だ。
それでもなかなか豪華な打順が出来上がった。せっかくなので、スモールベースボール向きの布陣も考えておこう。1番に中を入れ、藤村を3番に、真田も入れるので、結構走れるチームになる。微笑、若菜も鈍足ではない。ファーストがいないので、意外性のある才蔵を9番に入れる。このオーダーでも結構強そう。山田と犬飼は走れないが、それ以外は皆足がある。
打順 |
選手名 |
高 校 |
先発 |
中 西 |
青 田 |
不知火 |
白 新 |
里 中 |
明 訓 |
中 |
江川学院 |
中継 |
藤 村 二 |
南 波 |
坂 田 |
通天閣 |
抑え |
犬 神 |
土佐丸 |
太 平 |
花 巻 |
どちらの場合でも、代打には出番のない投手に良い打者がいるので、結構豊富だ。
投手陣
まず先発の柱はエース・中西で決まり。甲子園での投球ぶりを見れば文句なしだ。続いて、不知火がもう1本の柱。力量からしても文句なしだろう。第3の投手は里中と中と甲乙つけ難いので、この4人を先発投手陣とする。
抑えの切り札として、性格的にも決め球があることからも犬神がピッタリだ。セットアッパーとして、これも性格的に強い(合気道の達人でもある)太平。
残りの2人も先発型だが、短いイニングでも飛ばしていけるし、肩も強いので不安定で難しい役どころをこなせるだろうということで中継ぎに。
シミュレーション
U18の歴代最強とも言える布陣が出来たところで、外国のパワーとフィジカル重視の野球にどう対抗していくだろうか。中西と不知火は通用するだろうが、中、藤村、坂田程度の速球では通用しないかもしれない。投手陣はポイントは里中になりそうだ。スピードでは一番劣る里中の制球と変化球がどこまで通用するかが重要だ。
外国人は全般に縦の変化には弱い場合が多いので、犬神は通用するはずだ。
打撃も、パワーで対抗する犬飼や星王は厳しいかもしれない。力で対抗できるのは山田と岩鬼だけか。好打者タイプが打って走塁も含めた総合力での勝負となると、スモールベースボール型の方が良いかもしれない。仮に殿馬、微笑、若菜が打てないとなると、相当に厳しい展開になるかもしれない。
大会は8試合。2017年の例では、第1戦からメキシコ、アメリカ、キューバ、オランダ、南アフリカ、そして2次ラウンドがオーストラリア、カナダ、韓国と戦い(アメリカ、カナダ、韓国に負け)、3位決定戦でカナダと再戦し勝利。優勝はアメリカで2位は韓国。
|
相手 |
先発投手 |
1
次
R |
メキシコ |
中西 |
アメリカ |
中 |
キューバ |
不知火 |
オランダ |
里中 |
南アフリカ |
坂田 |
2
次
R |
オーストラリア |
中 |
カナダ |
里中 |
韓 国 |
中西 |
決勝 |
アメリカ |
不知火 |
仮にこれと同じ対戦だったと仮定し、最初の5連戦の1戦目からの先発は中西、中、不知火、里中、坂田といきたい。特に最初の3試合が重要なので、初戦はエース、3戦目は不知火で勝ちにいくが、一番手強そうなアメリカ戦がポイントだ。アメリカ戦と落としてもやむなしということで中だ。力勝負が裏目に出て負けるかもしれないが、この試合での投球が後の対戦への大きな参考資料になるだろう。中にはちょっと可哀想な役周りだが、めげずに頑張ってもらいたい。
ただ、キューバ戦も落とすようなことがあるとちょっと厳しくなるので不知火の投球はかなり重要になる。出来れば超スローボールを見せず勝ちたいし、中継ぎ以降も総動員しての総力戦になるかもしれない。1次リーグでは最も重要な試合になるだろう。アメリカ、キューバに負けると3位以下となり、決勝進出の可能性がかなり小さくなる。
先発を太平か藤村にして、試合状況により不知火の登板を考え、最後は犬神というのも考えられる。これは不知火をあまり見せたくないという作戦だ。
パワーで振り回してくる印象のオランダには、軟投派の里中がピッタリではないか。オランダにあのような変化球とコントロール投手はいないだろう。外国勢のパワーに里中がどの程度通用するのか、この予選リーグで是非試したい。
決勝に進む前提で、最後のアメリカ戦はフォークや超スローボールのある器用な不知火でいくとして、すると韓国戦は中西で力勝負に。
結構難敵のオーストラリアとカナダ戦が難しい。里中と中をどちらにするか。よりパワフルな印象のカナダ戦を里中でかわし、オーストラリア戦を中でいく。両者の登板間隔にも配慮できる。
2試合とも打たれたら早目の継投で、何とか犬神につなぎたい。藤村、坂田、太平をつぎこみ、場合によっては真田や星王、犬飼の登板もある総動員になるだろう。
この2試合を乗り切れれば、韓国戦の中西は休養充分で、多少の長打を打たれたとしても相当抑えてくれるだろう。決勝の不知火も休養充分なので、いけるはずだ。ただ、終盤にもつれて、連日犬神へつなぐ展開となると犬神への負担が大きいので、日程中盤は出来るだけ犬神を休ませる展開に出来るかがカギとなるかもしれない。 |