1995年へ← |
1996年 |
→1997年へ |
|
|
ニューアルバム『Hey Man』をリリース、来日も果たしたMr.Bigがついに初の首位。ツアー後バンドは活動停止状態になるのを知っていただけに「これが最後かもしれない」という思いがあり、より一層感慨深いライブとなった。ツアー後リリースされたベストアルバム中の新曲も、いかにもといった感じではあるが秀曲であった。もう一度活動してほしいという願いも込めての1位である。 2位のDizzy Mizz Lizzyは、2ndアルバムが1st以上の素晴らしい出来で、ライブも良かったが、Mr.Bigと比べるとやはりライブで一歩負けてしまう。それで2位なわけだが、今後更なる飛躍に期待したい。 Beatesは『Anthology』シリーズの発表が賛否両論だったが、個人的には非常に興味深いものだった。 5位は復活のHelloween。メンバーチェンジが吉と出た。シリアスになってメロディアスでもあり、昔のキャッチーで良い部分が出ている。こうあってほしいという感じがズバリで嬉しい。そしてメンバーチェンジでHelloweenから出た側であるMichael Kiske。こちらも素晴らしい。彼の良さが存分に発揮されているし、曲も良い。ソロアルバムならではの内容でとても充実している。別れた双方とも良い結果を出すのは珍しい。 Thunderは安定して良いものを作ってくれる。実力もあるし、常に上位にランクされるバンドになったと思う。 Zakk Wyldeのアコースティック・アルバムは世間では評価されなかったようだが、地味ではあるが表現者としてとても面白いと思う。Ozzy Band出身ギタリストがOzzy風メタル・アルバムを作るのでは平凡すぎると思う。 14位の新人Tribe Of Gypsiesはメキシコ系のバンドで、ラテン・メタルといった感じがカッコいい。ギターのRoy ZはGary Mooreのラテン盤といった感じで興味深い。SANTANAにも通じるものがあるかも。 Niacinはギター、ヴォーカルなしの上、ハードロック・ベース、フュージョン・オルガン、ジャズ・ドラムという異色の取り合わせで、しかもそれぞれが超一流。音楽への更なる理解を深めるにはピッタリ。ますます音楽を好きになるようなバンドだ。 パンキッシュで非常に荒々しいのに、キャッチーなポップ・センスがあって面白いのがWiLDHEARTS。イギリスのヘヴィバンドらしくて良い。 デジタルならではの作り込むスタイルで独自の宇宙観を表現するValensiaも興味深かった。ただ予想通りライブがいまいちだったのが残念。 短い間だったが、Street Junk Expressというバンドに加入していたのだが、そこでの影響もある。Moot The Hoople、Iggy Popがそうだ。 |