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Live At Rattan 1991.4.1.

 前野と吉田にとっては念願の故郷凱旋ライブ。旧友たちも駆け付けて、やる気満々、いつもより緊張感・熱気とも高い前橋での演奏となった。しかし高坂側のモニタの調子が悪く、自分の音が聞こえないために、特にソロで不調。音程が不安定なのはそのため(普段も耳で合わせている)。また音的にも歪みすぎで何を弾いているのか分かりにくい。
 バンドは前日に車2台(吉田,前野車、守田,高坂車)で前橋入りし、吉田家でカレーをご馳走になり、雑魚寝後ライブとなった。

1. Your Pain Is Yourseif(守田,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 「待たせたな」と「We are PARA」で始まる。故郷への凱旋ライブに前野は気合い充分。しかし、守田がやや不調となぜかローテンション。前野とのギャップを感じさせる幕開け。

2. Murder Will Out(吉田,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 前の曲の雄叫びの中、間髪入れずにドラムのイントロから始まる。守田が本調子に戻った証しだ。曲の最後も「Murder will out!」の叫びで終わる。

3. 21 Century Death(吉田,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 これまた間髪入れずに、ギターリフから始まる。高坂のギターが不調で、ソロがあまり弾けていない。弾けていないのがわかっているので消極的なプレイになってしまっている。(高音を避け、リフ型のフレーズに切り替えている)

4. Imagination(高坂,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 この曲は比較的安定しているが、後半のギターのアルペジオの音が頂けない。出力が弱いのか、ノイズゲートが強すぎるのか(この日はギターでフィードバックが起こっているので、ノイズゲートは最大にして対応しているはず)、サステインがほとんどなくペケペケの音のため、無難な音選びに終始している。

5. Doom(吉田,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 高坂のソロが不調なものの、この曲のようにリフが主体の曲では普段より良い出来。苦手の裏拍になるところも問題なくこなしているし、ベース、ドラムも好調だ。このライブ一番の演奏だろう。

6. Chaos Is Japan(前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 前野本人の曲だけに思い入れもひとしおだろう。「俺の自慢のハードコアを聴いてくれ」という熱気が感じられる。バンドの演奏もまずます。高坂のギターは相変わらずの不調。

7. Doom Dance(吉田,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 イントロのリフで吉田が回数間違いの珍しいミス。高坂が気付きコードが変わるところでギターがミスしたようになってしまっている。ソロは相変わらず不調で苦しい限りだが、ライトハンド部はチョーキングのないトリルなのでそれほど影響を受けていないようだ。

8. Death or Fight(吉田,高坂,前野作)
Vo 前野 G 高坂 B 吉田 Dr 守田
1991.4.1. RATTAN(前橋)

 最後もチョーキングの音程が上がり切らず不調のまま。ソロはいつもと違えて弾いているが、あまり良くない。後半でようやく持ち直し最後は決められたが、その時間があまりにも短かった。高坂にとってはホロ苦の前橋となってしまった。


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